医療型療養施設への転院
先日、無事にアルツハイマー型認知症で、胆管癌末期の父親の転院が終わりました。
転院を検討した記事はこちらに書きました。
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転院先を決める!医療相談室のケースワーカーさんとの面談
胆管癌末期の父親の転院先を決める アルツハイマー型認知症で胆 ...
目次
転院先
退院後の行き先は、
- 自宅で介護する
- 老人保健施設(老健)
- 介護療養病床(介護療養型医療施設)
- 医療療養病床
この4つの内から、4番の病院の医療療養病床に決めました。
認知症だけなら、他の手段もあったかもしれませんが、医療的な依存度が高くなった父親には、やはり病院が良いと思いました。
積極的な治療はしないけれど、痛みを和らげる緩和ケアをしてくれます。
それが、選んだ一番の理由です。
私の自宅からは高速を使って1時間弱、姉の家からは30分弱になります。
私の方が、フットワークが軽いからね。
いよいよ転院日
昼食後に、迎えに行きました。
自力で歩けるので、介護タクシー等は使わずに、私の車で移動しました。
なぜか、病院のパジャマの下にパーカー着ていました(笑)
大好きなカフェオレを、一口飲んで退院です。
看護師の話では、食事や水分があまり摂れなくなっているので、毎日点滴をしているとの事。
黄疸も酷くなり、体のだるさは感じているようです。
本人には、「外出許可を取ったので、ドライブに行こう」と、誘いました。
もちろん、病院に飽きていた父親は大喜びです。
着替えをして、病院を後にしました。
転院先の病院へ行く前に、少し足を伸ばして叔父の墓参りをしてきました。
父親の弟で、一昨年癌で無くなりました。
そう、ずっと墓参りに行きたいと言っていましたからね。
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認知症の父親が緩和ケアに移ることになりました
アルツハイマー型認知症と判明したのが去年の3月です。 その後 ...
あの時、「早くお墓参りに連れていってあげれば良かった」と泣き出した姉も喜んでいました。
最初は、きょとんとしていた父親も、「〇〇叔父さんのお墓だよ」というと、お墓にひざまずき涙ぐんでいました。
きっと、弟のことを思い出したんですね。
三人でお線香をあげて、転院先へ向かいました。
新しい病院へ
新しい病院へ到着しました。
新しい病院に入院する時に、少し拒否があるかなと心配していました。

ここはどこだ?
(嘘です)




治療が終わるまでは、ここでお世話になろね。


帰りたいという気持ちは強かったと思います。
しかし、体がだるくて辛いのもあり、それ以上言い返すことはありませんでした。
初診で、ドクターから「○○さん、この病院に入院で良いですね」と、聞かれた時に私の顔を不安そうに見た父親。
私が、大きく頷くと被っていたニット帽を取り
「お世話になります」と言った父親。
一通りの検査を終えて無事に新しい病院へ入院しました。
実は、病室は精神療養病床です
病院を後にした私達は、近くのカフェで一休み。
その時に、姉が泣きだしました。
実は、歩ける認知症の父親は、内科病棟ではなく、精神療養病床へ入院しました。
そんな父親が、可哀そうだと思ったんですよね。
もちろん、父親本人はそんな事は分かっていませんが・・・。
他の候補だった病院も、歩けるうちは、精神療養病床になりますと言われていました。
実際に、入院した、精神療養病床の2~3割は認知症患者のようです。
やはり、一般の病棟では対応が難しいのですよね。
トイレじゃないところで排泄をしたり、大きな声で騒いだり・・・。
仕方ありません。
主治医からは、歩行が出来なくなったら、内科病棟に移しますとは言われています。
まとめ
父親にとって、何がベストなのか?
そこを、姉とはよく話し合ってきました。
認知症だけじゃなく、胆管癌になったことで考えも変わってきました。
自宅で過ごしたい父親。
しかし、自宅で過ごしていた頃から、少しずつ限界は感じていました。
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アルツハイマー型認知症の父親が「生きるのが辛くなった」と訴えてきた
生き甲斐をなくし「生きるのが辛くなった」高齢者介護について ...
生きるのが辛くなったと言った父親。
自宅にいても、やっぱり体がしんどかったんですよね。
頭も混乱するし、不安感はかなりあったと思います。
言葉通りに受け取ると、自宅に帰りたいのかと思うけれど、実はそうではないと私は思っています。
自宅に帰る=元気で好きな事が出来た自分になれる
自宅に帰ったら、そんな風になれると勘違いしているんじゃないかと。
実は、癌と認知症の症状はかなりのペースで進行しています。
自宅に帰った所で、今までのような暮らしは出来ません。
いつ、激しい痛みが襲ってくるかもしれません。
幸い、今の病棟の看護師の方はベテランで、父親の扱いも上手で安心しています。
きっと、数日すると気持ちも落ち着いてくると思います。
父親も姉もね。
何がベストかは、私にも父親にも分かりません。
全てが終わった時に、「こうすれば良かった」と思う事もあるでしょう。
それでもなるべく悔いがないようにやっていきたいです。
また、費用の事なども記事にできたら良いかなと思っています。
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