癌性腹膜炎で入院した父親の様子
癌性腹膜炎になったアルツハイマー型認知症の父親。
抗生剤を投与して、状態も安定して何とか口から食べられるようになりました。
緊急入院して2週間が経過しましたので、今日は入院中の父親の様子についてお伝えしたいと思います。
[toc]転院先を決める時期
父親が入院しているのは、地域医療の核となる基幹病院です。
積極的な治療を行わないとなると、入院も2週間が限度のようです。
明日は、病院のソーシャルワーカーと面談の予定で、これからの転院先を決める予定です。
実は、父親の住んでいる地域は二次的な病院が少なくて、転院先の病院は市外になるような話もされています。
さて、どうなることか・・・・。
病室での様子
入院直後は、以前の入院と同様にだいぶ看護師さんを困らせたようです💦
前回は、ナースステーション内にベッドを移動して寝ていましたからね。
今回は、ナースステーションの隣の回復室で過ごしていました。
入院した2~3日は、ベッドに放尿してしまったり、帰宅願望が強くて看護師さんを困らせたりしたようでした。
数日前に姉と姪っ子と3人で様子を見に行きました。
姉の顔を見ると、また泣き出した父親。
しかし、私への対応は違いました。
私の顔を見てキョトンとする父親。



忘れちゃったかと思ったわ。


隣には違う人が住んでいるからな


小さい声で喋れよ
(口に指を持っていく仕草)

確かに、私の声は大きいですよ(笑)
それでも真っ先にそれを言うか?
随分、冷静だわね。
そして、私に向かってこう言いました。

(ニヤニヤ)

私を誰だと思っているのか!
20年以上、介護に携わってきたんだからね(笑)
白々しく、

(誇らしげ)


随分、良い物を用意してもらったね
そう言うと、嬉しそうにしていました。
ポータブルトイレを使っているので、用意した紙パンツもさほど減ってはいませんでした。
自分で「食べる・出す」
これが出来るだけで、生活の質はかなり上がりますよね。
食欲旺盛でリクエストされた物
病院へ行った翌日に看護師さんから電話がありました。
「夜中にお腹が空いて寝られない」との事でした。
そこで、個包装のお菓子をいくつか見繕って届けました。
ベッドに持って行くと、一気に全部食べてしまうので、ナースステーションに預けて、適宜渡してもらう事になりました。
一つ食べると、大人しく寝てくれるそうです。
自宅の確認
自宅の様子も確認しました。
郵便物のチェックや、変わった様子がないか・・・。
今回は、退院の見込みもないので、元栓を閉めて使っていなかったガスの供給自体もストップしてもらいました。
そして、あちらこちらに隠しておいた「現金」。
大きなお金の管理ができないので、一週間ごとに生活費を渡していました。
途中で無くなった時のために、数カ所に隠しておきました。
姉と、「お金がない」と父親から連絡があったら隠し場所を教えるルールになっていました。
これも全て、回収してきました。
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まとめ
今の季節や曜日は今までも分かりませんでしたが、自分の年齢はちゃんと言えていた父親。
今回は年齢も忘れていました。
会話も、ちぐはぐな事が増えたと感じました。
しかし、積極的な治療はせず緩和ケアになると聞いた時は、もう少し酷い状態になっているかと思いましたが、食べたい物が食べられるのが良かった。
これから、また食べられない時期が来ると思います。
その時までは、父親の好きな物を持参して楽しみを味わって欲しいと思います。
また転院したら記事にしたいと思います。
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