認知症のこんな行動は寂しい気持ちの表れか?
アルツハイマー型認知症の父親。
現在の出来ること、出来ないことは少し前とあまり大きな変化はありませんが、最近気づいたことを書きたいと思います。
目次
現在の出来ること&出来ないこと
入院直後は、認知がかなり進んだかなと思われました。
身体拘束された為に、一時は紙おむつになってしまったので、混乱はやむを得ないですね。
それも、自宅に戻って体調の回復と共に、少しは回復してきました。
そんな父親の現在の様子はこちらです。
出来ること
- 散歩行っても迷わず帰れる
- 電話をかけられる
- 食事、排泄は一人でできる
- 階段の上り下り等の運動機能には問題はない
出来ないこと
- お金の管理
- 清潔を保てない(衣服・入浴)
- 複雑な行程を覚えられない
心と記憶の変化
ただ、少し変化があったなと思うところが3点あります。
- 記憶のレベルが確実に落ちてきている
- 夕方になると寂しがる
- 何度も感謝の言葉を言う
記憶の変化
記憶のレベルはかなり落ちてきています。
今までは、ショートステイに行くことを嫌がっていた父親は、戻ってくると「次は行かない」と何度もしつこく連絡してきました。
しかし、年末年始の一週間をショートステイで過ごした父親は、戻って来てもショートステイの話は全くしないんです。
行った事を忘れてしまっているのでしょうかね。
今朝は、デイサービスへ行く日でしたが、「ご飯はご馳走してくれるのか?」と、まるで今まで行ったことがないような事を聞いてきました。
夕方になると寂しがる
デイサービスから帰ってくる夕方4時頃になると、心細くなるのか「こんなに真っ暗なのに、一人でどうしようもない」と、泣き出すような時もあります。
そんな時に、「真っ暗じゃないよ、まだ十分明るいよ」なんて言ったら、「真っ暗だよ」と電話を切られました(笑)
否定しちゃダメですよね(分かっていても言っちゃうんだよね~)
この症状は、「夕暮れ症候群」ですね。
夕方(夕暮れの時間)になると、落ち着きをなくす、不安になって何度も同じことを繰り返す、帰り支度を始め、「家に帰る」と訴える、等の状態となること。
こうした行動は、施設や病院にいる人だけでなく、自宅で暮らす高齢者、特に認知症高齢者に多くみられる。
原因としては、自分が今いる場所や時間がわからなくなってしまっている可能性や、夕方時のあわただしい雰囲気になる影響を受けて、高齢者が落ち着かなくなること等が考えられている
出典:ケアメディックス
翌朝には、ケロッとしているのですがね。
こんな時は、声掛けをして上手に話をそらして注意を他に向けると良いと思います。
今の時期は寒いので、早く自宅を居心地よくしてあげることも大事です。
電話で話しながら、「コタツのスイッチを入れて」「照明の電気をつけて」と声掛けしています。
その都度、落ち着かせてはいますが、この遠隔操作がどこまで続けられるか・・・。
何度も感謝する
姉と、交代で家事をしに行っていますが、何度も感謝の電話が来ます。
「買って来てくれたご飯食べてるよ。ありがとう」
「洗濯やってくれて、ありがとう」
帰り道、何度も電話がかかってきます(笑)
きっと、一人で寂しいのでしょうね。
夕方になると寂しくなるのも、やってくれた事に感謝するのも、寂しさの表れなんでしょう。
人恋しいのよね。
ショートステイが問題なければ、月一回から増やしてもいいかもしれないなと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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