前回、ショートステイ中に発熱した記事を書きました。
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ショートステイ中の急な体調不良「発熱」
ショートステイ中の発熱 ショートステイに行きたくないと言った ...
その熱は下がったのですが、別の病気が発覚しました。
目次
父親の病気が判明
実は、発熱する前の検査の結果、肝機能がかなり悪かったのです。
なんと、γ-GTP値は900IU/Lを超えていました。
一般的なγ-GTP検査値の基準値としては、男性が50IU/l以下、女性が30IU/l以下
びっくりな数値に私も驚きました。
その他の数値も色々悪く・・・。
因みに、父親はアルコールを一滴も飲みません。
そこで、CTを撮る事になりました。
その検査の結果、胆管に腫瘍がある事が判明しました。
大きな総合病院を受診
そうこう言っている間に、黄疸(皮膚や白眼が黄色くなる)が出てきたので、大きな総合病院に紹介状を書いてもらい受診しました。
受診まで待つこと4時間です💦
私は、長時間の座位で腰が痛くなり、父親も流石に飽きて家に帰ると言い出しました。

私も腰が痛くなっちゃったよ






何が食べたい?





寿司が好きなのは知っていましたからね。
こんな会話を3回ほどしました(笑)
胆管癌と黄疸
受診して、検査して、その結果、腫瘍は胆管癌との事でした。
その場で入院となりました。
高齢の上、アルツハイマー型認知症の父親には手術は無理なので、緩和ケアしかないと言われました。
そして、翌日には黄疸の治療の為、胆管ステント留置術を受ける事になりました。
内視鏡でプラスチックステント(プラスチック製の細くて柔らかいチューブ)を胆管内に留置して、胆汁の流れを良くします。
鳥取市立病院HPより
家に帰れると思っていた父親。
入院しないと言い張った父親に「治療したら体調が良くなるからね」と言い残して私だけ帰宅しました。
身体拘束された父親
入院中は点滴を抜いたり、洗面台に排泄したり、看護師さんにだいぶ迷惑をかけたようです。
事前に、身体拘束の同意書にはサインをしています。
認知症なので、やむを得ない時に拘束されるのも仕方ありません。
身体拘束の条件
介護でもそうなのですが、身体拘束には条件があります。
①切迫性 :利用者本人又は他の利用者等の生命又は身体が危険にさらされる可能性が著しく高い事。
②非代替性 :身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替えする方法がない事。
③一時性 :身体拘束その他の行動制限が一時的なものである事。
つまり、身体拘束しないと危険性があるので、安全を確保するために最低限の身体拘束はやむを得ないということです。
拘束のためのベルト。
手には、ミトン(保護手袋)をはめたようです。
徘徊に気付くように、出入口にはナースステーションに知らせるマット。
(踏むと音楽が流れます)
退院後の様子
これは入院中にだいぶ認知症が進むかと覚悟をしましたが・・・。
入院期間は1週間でしたが、退院する頃には気持ちも落ち着いて、入院前と変わらない位に回復しました。
しかし、ステントを入れましたが、数値は良くなっていないのです。
体の外にチューブを出して、胆汁を出す処置もあるのですが、アルツハイマー型認知症の父親は引っこ抜いてしまうこと間違いなしなので、しばらくは様子を見る事にしました。
治ったわけではないのでね。
さて、約束していたので、次回は寿司をご馳走してあげようと思います。
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